内容紹介 |
明治19年度の地方税支出金は65万5,137円73銭5厘であった。その明細は、警察費の12万3,458円余、土木費の9万4,634円余、衛生及病院費3万3,738円余、教育費5万4,314円余、郡吏員給料旅費及庁中諸費6万7,477円余、戸長以下給料旅費14万9,920円余、監獄費9万5,6711円余であった。
これに対し、収入費は62万2,038円64銭2厘であった。その明細は、地租割総括の31万6,488円余、営業税の13万7,595円余、雑種税の5万2,407円、戸数割総括の11万2,038円で、3万3,099円余の赤字であった。
この赤字額をどのように補填したかは不明である。
このほか、明治19年度備荒儲蓄金収出精算明細書説明、同19年度道路開鑿費収支精算明細書、同19年度地方税蓄積金明細書も付表として伺うことができる。 |